みなさん、こんにちは。
日本で唯一の「ゆるベジらく膳料理教室」【ベジ楽】の林かよこです。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
本日2回目の更新です。昨日はなぜか「下書き保存」のまま寝てしまい、更新し忘れました(ガーン!)。
1日に2度の更新は初めてじゃないか、と勝手にウキウキしています(自己満足とも言いますが)。ウキウキのわたしにおつきあいください。
皆さんのお住まいの地域の今日のお天気はいかがですか? 福岡はどんよりした曇り空です。わたしはもともと関東生まれの関東育ち。基本的に冬はカラカラの乾燥した空気と晴天が続く地域に住んでいました。ところが、九州に住むようになってビックリ! ほぼ毎日曇り空。曇りベースのうっすら晴れ。雪も降る。そして、寒い。

多少は暖かいのかと思っていたら、まさかの寒さと曇天に最初の1年はとにかくビックリの連続でした。
もうすでに何年も九州に暮らしていますが、冬のお天気には正直なところ慣れません。ビックリはしなくなりましたけれどね(笑)。
お天気の話が続きますが、寒いと気になるのが肩こりです。わたしもパソコンに向かう時間が多いことも影響しているのか、肩こりには常に悩まされています。肩こり対策と、手首のリハビリを兼ねて運動をしていますが、なかなか(涙)。
というわけで、「肩こりを食でラクにする」を今日のテーマにします。
Contents
■食べ物で肩こりが軽くなる?
肩こりに悩んでいる方は、どんな解決策をとっていらっしゃいますか?
肩をグリグリ回す? ああ、やりますね、それ。わたしもやります!
整体に駆け込む? かつてやっていました。それも、わかります。
家族に肩もみをさせる? あるあるですね。ご夫婦や親子でしたり、されたり…コミュニケーションにもなりますね。これはこれで、よい方法だと思います。
食べ物はいかがですか? 多少意識することはありますか?
わたしは、食べ物で肩を養生しようと挑戦している最中です。同じく肩ゴリゴリの夫の食事にも、こっそり「肩こり養生食材」をプラスしています。
それから、わたしは食べるに加えて軽い運動もやっています。これは、手首のリハビリでお世話になっている先生のアドバイスによるものです。
それぞれ肩こりの原因や、運動に関しては向き不向きがあるので一概には言えません。
って、ここまで引っ張っておいて、それ⁉ というツッコミも聞こえてきそうですが、身体の症状って人それぞれです。
あくまでも、わたし自身の実践と、薬膳ベースの「ゆるベジらく膳料理」からの視点だと思ってください。これが絶対じゃないってことです。それでも、参考にしてくださったら、嬉しいです。
■そもそも肩こりってなんでしょう?

肩こりは、血や水が体内をスムーズにめぐらないことが原因でおこる痛みです。
具体例をあげましょう。
パソコンをずーっと同じ姿勢で見ていたり、ストレスがたまっていたりすると、肩が緊張状態をキープ。それによって血管が収縮してしまい、血流が悪くなります。血がスムーズにめぐらないことで不具合が生じてしまうのが、よくあるパターンその1。
パターン1の場合は、左肩に痛みを感じると言われています。
もうひとつの肩こりパターンが、水分代謝が悪いケース。身体のなかの水(リンパなども含まれます)がスムーズに流れないと、流れない部分が冷えて不具合が生じてしまう、というもので、これがパターン2です。
パターン2の場合は、右肩に痛みを感じると言われています。
もちろん、人によっては両肩が痛む、ということもあります。
それは血も水もきちんとめぐっていないから、と薬膳では考えます。
繰り返すようですが、これは薬膳の考え方です。西洋医学では違う見解の先生方もいらっしゃるでしょう。あくまでも、薬膳です。姿勢のクセなどについては、まったく加味していません。
■原因別 肩こり食養生術
薬膳では、左肩が痛むか、右肩が痛むかで原因が異なる、と考えることは先ほど書いたとおりです。

◇左肩が凝る場合
左は血瘀(血のめぐりが悪いこと)が原因だと書きました。
ということは、血のめぐりを改善すれば痛みが軽減するわけですね。
血のめぐりを改善するには、身体を温めて血行をよくする。となると、「辛」や「温」といった性質のものがぴったりです。

ニラ、ニンニク、里芋、春菊、トウガラシが該当します。
◇右肩が凝る場合
右が痛いということは、水がスムーズにめぐっていないからだと書きました。ということは、水がしっかりめぐればよいわけですね。しかも、水はほどよい量であることも大切です。余分な水が排出されずに体内にたまってしまうと、それはむくみを生みます。
みずがしっかり巡って、不必要な分は排泄される。これが、大切です。
この水のめぐりをよくするには、水分の吸収と排出に深くかかわる腎を健全な状態にしましょう。腎に効果があるのが、「鹹(かん)」です。
鹹は海に関係のある貝類や海藻類が持つ、味の性質です。
牡蠣、昆布、わかめ、海苔が該当します。

ほかに水分排出に効果があるのは…
トウモロコシ、ソラマメ、小豆、落花生、黒豆、緑豆が該当します。
■食養生で心も身体も軽く、ウキウキで!
病院に行くほどでもない、けれど不調ではある。
肩こりって、こんな存在ではないでしょうか? ひどい場合は頭痛を伴うので、そこまでいけば病院にも堂々と行けるのでしょうが、ちょっと肩に痛みや違和感を覚えるくらいだと、ほとんどの方が我慢してしまうと思います。
わたしもそうです。
家族や友人に「肩こりがね」とは話しても、病院にダッシュすることはありません。たまたま手首の怪我をしたこともあって、リハビリの先生に「肩こりもひどいですね」と言われて、「肩甲骨全体を動かすようにしてください」と言われたことはありますが、それはたまたまです。
病院へ行くほどのことでないなら、なおのこと日々の食事で不調が軽くなったら素敵です。いつもの料理に玉ねぎをプラスする、いつものお味噌汁にワカメをプラスするなど、できることから無理をせずチャレンジしてみてください。
本日2度めの更新でウキウキ気分と書きましたので、最後までウキウキののりできてしまいました。ですが、どんな気分で書いていても、これを読んでくださっている方が元気でニコニコと心軽く過ごしていらしたら、とても嬉しいな、と思っています。