日本で唯一の「ゆるベジらく膳料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
今日のテーマは「夏のカレー祭り」です。

Contents
■夏はカレー!
まだ梅雨は開けていませんが(わたしが暮らす福岡は梅雨入りしたばかりですが)、夏になるとカレーが食べたくなる、という話をよく耳にします。
わたしは1年中カレーは食べたいと思いますが、それでも巷で「カレーフェア」等の宣伝文句を見かけると、ウズウズとカレー熱が高まります。
夏=カレー
というわけで、ベジ楽では夏のスポットレッスンとしてカレーフェアを計画しています。ベジ楽のカレーは
- スパイスを自分でブレンドします
- 8種類もの野菜をたっぷり使います
- 水は一切使いません
ルウに頼らず、自分の身体や家族の好みに合わせてスパイスをブレンドして楽しめるようになると、カレーのバリエーションがグーンと広がります。
ベジ楽の料理です。だから、当然ですが野菜をたっぷり使います。これらの野菜も楽膳的視点、現代栄養学の観点からチョイスした精鋭ぞろいです。
そして、野菜の水分を生かして料理をしていきます。
実は、食養生の観点からいって、「暑いからカレーを食べよう」という発想はそんなにずれていません。むしろどんぴしゃり!
なにしろ、カレーに使われているスパイスは、暑いときでも健やかに過ごすためのパワーがたっぷりつまっているのですから。
■カレーはルウがないと作れない?
カレーをスパイスから作りましょう。
この話をすると、多くの人が「作れますか?」「作ったことありません」「ルウでなら作るけれど…」とおっしゃいます。
ルウのカレーも美味しいですよね。確実に失敗なく作れることもあって、わたしはルウを使うことも否定しません。実際にルウを購入して作ることもあります。
なぜなら、家族が「今日はドロッとしたカレーがいい」とルウで作ってくれ、と指定するからです(主にムスメですが)。
スパイスのカレーをレッスンではおすすめしていますが、ルウを使うな、という意味ではないので誤解をしないでくださいね。
もし、お手元にルウがあったら裏側の表示を見てください。
食品表示には、ルールがあります。もっというと、食品表示法という法律に則って記載されています。
数年前に改正されたのですが、今のルールは
「原材料」と「添加物」をわかるように分けて表示する。もしくは、原材料のなかに一緒に記載する場合は、はっきりと区別して記載する。
表示は、全材料における割合の高い順番に記載する。
これは今後も記載ルールが変更する可能性はありますが、現状はこうなっています。
さて、ルウの記載はどうなっていますか?
我が家には滅多にルウのキープはないのですが、ちょっと見てみましょう。
もちろん、これがいけないわけではないのですが、わたし個人の感覚としては「毎回、これを使わなくてもいいかな」という感じです。
実際に消費期限内に食べ終わらないことも多いのです…(それはそれでモッタイナイのですが)。
■スパイスは魔法の粉
そこで、スパイスです。
カレーのスパイスの組み合わせやその量に厳密なルールはありません。
もともと家庭料理です。家庭の台所を預かる方が、気温や家族(食べる人)の健康状態い合わせてパッパと組み合わせて作るものです。「目ばかり」「手ばかり」という言葉がありますが、まさにソレです。
皆さんがご家庭の料理を作る際に、「今日はちょっと辛いものが食べたいから、少しだけ辛くしようかな」「今日はお腹の調子があまりよくないから、ごはんを少しだけ柔らかく炊こうかな」と考えて加減するのと同じです。
だから、基本的に使うスパイスはありますが、アレンジは自在です。逆にアレンジを自由にするためにも、個々のスパイスがどのようにはたらくかを知っておくと便利です。
◇ターメリック
カレーの黄色は、このターメリックによって生まれます。「うこん」とも呼ばれています。
身体の余分な熱を冷まし、イライラを落ち着ける効用があります。
気血のめぐりをよくするので、女性の場合は月経痛に効果を発揮するともされています。また、気血がきれいにめぐることによって、血が滞ること(これを薬膳では瘀血と呼びます)が原因で起きる肩こりなども解消できます。
◇クミン
カレー特有の香りを生み出しているのが、クミンです。
カレー屋さんの香りの素ですね。クミンが加わることで本格的な香りが生まれます。
もちろん、香りだけではありません。
クミンは胃腸を健全にはたらかせます。薬膳では、これを「健胃作用」と呼びますが、漢字からもイメージしやすいですよね。
ほかにもお腹のはりを落ち着けたり、下痢などお腹の調子が崩れているときも整えてくれます。
◇コリアンダー
パクチーやシャンツァイとも呼ばれています。フレッシュでも美味しいのですが、カレーにはドライのものを使います(わたしの場合ですよ)。
血液をきれいにして、発汗を促します。胃腸をととのえて、消化を促す効果も。
夏バテの身体にもいいですよ。
■ベジ楽のカレーは野菜たっぷり8種類
8種類の野菜といっても、特別なものではありません。
が、わたしが厳選したものばかりです。
薬膳の視点からも、現代栄養学の視点からも「夏に食べたい野菜」です。
と、ここまで書くと、具体的に知りたくなりますよね。
- ショウガ
- ニンニク
- トマト
- タマネギ
などなど…
どれも余分な熱を取り除いたり、乾いた喉をうるおしたり、消化を促進したり、血行をよくしたりするものばかりです。
■おまけの料理
カレーだけではつまらない(と、わたしが勝手に思っているのですが)ので、サブジとラッシーも作ります。
◇サブジ
サブジは、インドのお惣菜のこと。ネパールでも食べられています。
野菜の炒め蒸しです。炒めるときにスパイスをちょっと効かせておいて蒸し煮にします。味つけはとてもシンプル。
使用する野菜はなんでもOKです。そのときに手に入るもの=旬のものを使って作るのですが、野菜は1種類とは限りません。好きなものをいろいろ組み合わせることができます。
今回はジャガイモを使う予定です。
ジャガイモは胃腸をいたわるはたらきがあります。さらに、身体の水のめぐりをよくするので、むくみ解消にも一役買います。
◇ラッシー
インドの飲み物です。インドでは、「ダヒー」と呼ばれる濃厚なヨーグルトや牛乳をベースにつくります。日本では、プレーンヨーグルトで作ることが多いようです。
これもまたルールがあるようでないのです。自分の好みや体調に合わせてアレンジできます。
レッスンを行う時期は暑くて、冷たいものが美味しく感じます。ただ、冷たいものばかり飲んでいると冷えが気になります。とくにオフィスなど、冷房が効いた空間に何時間もいるような場合はとくに「隠れ冷え」に陥っているケースも。
そのようなときに、ベジ楽がおすすめしたいのが…甘酒!
甘酒は、飲む点滴とも呼ばれています。
ブドウ糖、食物繊維、乳酸菌、アミノ酸…たくさんのものが含まれています。
お腹の調子を整えたり、食欲が落ちている時にも飲みやすかったり、抗酸化作用があったりと、嬉しい効果がたっぷりです。
この甘酒をベースに、ベジ楽ではラッシーを作ります。
自分でいうのもなんですが、本当に美味しいんですよ。ぜひぜひ召し上がってください。
■レッスン詳細
カレーレッスンに興味を感じて頂けたでしょうか。
- スパイスを知って、カレーを作る。
- インドのお惣菜のサブジを学べる。
- 甘酒ベースのラッシーを作る。
盛りだくさんの内容です。詳細については、下にまとめたとおりです。
日程 | 7月10日(水)11日(木)31日(水) |
時間 | (全日とも)10:30~14:00 |
持ち物 | エプロン、ハンドタオル、筆記具 |
プレゼント | スパイスをプレゼント! |
料金 | 5,400(税込み) |
場所 | 福岡市西区姪の浜3丁目 (詳細住所はご予約確定後にお伝えします) |
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