日本で唯一の「ゆるベジらく膳料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
今日のテーマは「赤紫蘇ジュース」です。

■赤紫蘇の季節です
赤紫蘇といえば、一般に梅干しづくりで梅に赤い色を入れるのに使います。おそらく、これが王道だとは思うのですが、以前書いたように、わたしは梅干しをつくりません(断言!)。
でも、赤紫蘇が出回る季節になると、「あるもの」をつくりたくてウズウズします。
自他ともに認めるメンドクサガリーズですから、当たり前ですがそんなに手間ひまのかかるものでもありません。
それは…赤紫蘇ジュース。
紫蘇ジュースと呼ばれることもある飲み物です。
皆さんは、赤紫蘇ジュースはお好きですか?
わたしは、つくりたくてウズウズするくらい好きです。わたしの作るジュースは、どちらかというと甘さ控えめなのですが、自分で甘さを調整できるのもお気に入りの理由です。
市販のジュースと違ってわがままをトコトン言えるのも、手づくりの魅力だと思っているのですが、いかがでしょうか?
早速、レシピをご紹介します。
■赤紫蘇ジュースのレシピ
ジュースに必要な材料は、以下のとおり。
わたしは大量に作るわけではありません。作りやすい分量で作った後は、さっさと飲み切ります。ここでご紹介している数字は、わたしは作りやすいと感じる量です。
大きな鍋など、特別な道具は必要ありません。道具についても書きますので、参考にしてください。
材料
赤紫蘇(正味) 200g
※赤紫蘇は基本的に葉のみを使用。葉のすぐ近くの細い枝は入れても構いませんが、主枝のような太い部分は取り除いてください。
砂糖(好みのもの) 200g
水(湯) 1.5ℓ
クエン酸 8g
材料はこれだけです。
もし、皆さんが気になるとしたら、「クエン酸」ではないでしょうか?
最近では掃除用クエン酸もたくさん見かけるようになりました(水回りの掃除に便利ですよね)。しかし、ジュースの材料にするなら「食品用」と明記されているものにしてください。
重曹も同じですが、クエン酸も「掃除用」と「食品用」とが2種類出回っています。この違いは、成分ではありません。製造工程で、工業用製品と同じ基準で作られているのが「掃除用」、食品の基準に沿ってつくられているものが「食品用」です。
ジュースづくりに使うのであれば、「食品用」を選んでください。
ただ、クエン酸なんて使ったことがないという方。もしくは、たとえ買ったとしてもジュースを作り終わったら、使う機会がないという方。たった1回のためにクエン酸を購入する必要はありません。
ただ、発色がよくなるので、クエン酸と同じ働きをする成分が欲しいところ。
そこで、おすすめなのが「リンゴ酢」です。
りんご酢なら、1瓶購入しても、ジュース以外の使用方法があります。
たとえば…ドレッシングにしてもいいですし、ピクルスのマリネ液としてもおすすめです。ほかには、肉を煮るときに一緒に入れるのもおすすめです。さっぱりと煮あがりますし、同時に肉が柔らかく仕上がります。わたしのおすすめは鶏肉との組み合わせ。
もちろん、単純にサワードリンクの材料としても美味しくいただけます。
ただ、リンゴ酢を使う場合、クエン酸とは使用量が変わります。先ほど書いたレシピの場合、150gを目安に入れてみてください。また、リンゴ酢を使うことで仕上がりの量が増えるので、砂糖を気持ち多めに入れてちょうどよくなります。
さらに、砂糖に関して言えば、長期保存をする場合は砂糖を多めに使います。わたしはさっさと飲んでしまうので、赤紫蘇を同等程度にしていますが、常温で長期保存をしたい方は300g以上は入ってもいいでしょう(飲むときに水の割合を増やせばいいので、甘すぎることはないと思います)。
■実際に赤紫蘇ジュースを作ってみましょう
作り方を動画にまとめてみました。よかったら、参考にしてください。
■紫蘇ジュースの保存方法
長期保存をしたい方には、
- 多めの砂糖(レシピなら300g以上)
- 煮沸消毒したビン
この2点に注意を払っていただきたいです。
やはり腐敗が一番怖いので(せっかく作ったのに、腐ってしまったら残念すぎます!)、保存に適した糖度で作って、しっかり消毒をしたビンで保存してください。
保存場所ですが、冷暗所がおすすめです。
わたしの場合、大量に作るわけでもなく、基本的にさっさと飲んでしまうので、長期保存は考えていません。
容器につかっているのは、ミネラルウォーターが入っていたペットボトル。これは、水が入っていたのだから綺麗だ、という判断のもと、さっと洗って使っています。
1.5ℓの水(湯)で作るので、2ℓのペットボトルがあれば事足ります。
つくり終えた紫蘇ジュースの粗熱をとって、ペットボトルに移して蓋をしめます。そのまま冷蔵庫に入れて保存します。
2ℓのペットボトルなら、冷蔵庫に入れてもさほど負担ではありませんし、ペットボトルなら横に倒して入れても問題はありません。この方法で何度となく作っていますが、今のところ問題が起きたこともなく楽しめています。
ご家庭の人数や、保存スペースの都合に合わせてつくっていただけたらな、と思います。
■紫蘇ジュースの楽しみ方
実際にできあがった紫蘇ジュースですが、水で割って飲むのが一番お手軽です。
次におすすめなのが、炭酸水割り。これもさわやかでおすすめです。
そのほか、ヨーグルトにかけたり、かき氷のシロップにしたりするのもいいですよ。
ゼリーの材料として使っても、美しい色を楽しめます。
青紫蘇を含め、紫蘇の魅力については、まだまだ語り足りないので、改めて明日更新するブログでご紹介します。お楽しみにしてください。
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