日本で唯一の「ゆるベジらく膳料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
今日のテーマは「野菜の購入先と選び方」です。
Contents
■野菜をどこで購入するか
どこ??
はっきりいいましょう。
どこでもいい!
と、書くと身も蓋もないのですが、本当にどこでもいいのです。
ただし。
どうでもいい わけではありません!
これは誤解をしないでいただきたいのですが、「どこでもいい」けれど「どうでもいい」わけではないのです。この2つにはとても大きな違いがあります。本当に大違い。
近所のスーパーでもいい、八百屋さんでもいい、農家さんから直接お取り寄せしてもいいのです。
実は、レッスンにいらっしゃる方から、よく質問されます。
「どこで野菜を買っているのですか?」もしくは「どこで買ったらいいですか?」
わたしが購入している場所についてはお話できます。実際にしています。
すると、今度は
「うちの近所には○○しかないのですが、そこじゃダメですか?」という質問をいただくこともあります。
そんなことはありません。
いつも同じようにお答えしています。
「どこで買ってもいいんですよ」と。
それはテキトーでいいのよ、という意味ではなく、「ご自分にとって納得できるポイントをクリアしているところでお買い物をすると、ストレスフリーでいいですよ」とおすすめしています。
■ベジ楽的 野菜の買い方
わたしにとって「これはちょっと美味しくないだろうな」と思いながら野菜を買うことは、結構ストレスです。そして、食べることで「農家さんへの一票を投じる」というつもりでいるので、「誰がどこで栽培したか」がわからないもの=出自がハッキリしない子を買うのもビミョーにストレスです。
以前もチラリと書きましたが、「今、ここでこの子を連れて帰らないと、処分されちゃうのかも」というような、値引きされた野菜を見つけた場合、「今夜、こんなふうに食べれば、この子はまだ美味しく食べられる」と判断して連れて帰ることもあります。しいて例えるなら、譲渡会のイメージです。
余談ですが、わたしは野菜を「この子」「この子たち」と呼ぶことが多いです。野菜マニアにとっては、ひとつひとつがもう子供みたいにかわいいのです。そして、レッスンでも「この子はね」と連発するわたしに引きずられるように、皆さん口をそろえて「この子ってどうやって食べますか?」と話されるようになります。皆さん、野菜も「子」と読んであげてください。きっともっと美味しく感じますよ。
先ほど書いた2つの「美味しくない」「出自がわからない」が、わたしにとって2大ストレスです。だから、わたしにとっては、この2つがない状態でお買い物をすることが、心地よい状態なのです。
■福岡で野菜を買うなら おすすめ3選
ストレスフリーで買い物をする、と考えるとわたしの場合、選択肢が次のいくつかに絞られます。
- 直売所
- 八百屋
- お取り寄せ
直売所はJAさんがやっていらっしゃる店舗がいくつかあるので、そこを利用します。わたしの場合はJA福岡市の店舗が多いのですが、ほかに糸島方面や佐賀方面にも足を伸ばすことも多いです。果物によっては朝倉方面が充実していることもあるので、お出かけついでに立ち寄ることもあります。
多くの直売所がその日の朝、収穫したものを農家さん自ら店舗に運んでいるので、基本的に鮮度がとてもいいのです。さらに、お名前が明記されているので、「この人のオクラ、美味しいのよね」とドラフトよろしく指名買いできるのも魅力です。また、栽培中の管理方法や農家さんのこだわりが記載されていることも多いので、自分が主体的に選べるのも嬉しいです。
八百屋は、やはり専門店だけあって新しい品種などの情報が早いです。しかも、基本的に消費者を対象としているので「食べ方」についてのアドバイスをもらえることがとても多いです。店舗内に書かれたポップ等がなくても、「すみません、これってどうやって食べたらいいですか?」と声をかけると、ほとんどの場合丁寧に教えてくださいます。あまりしつこく引き留めてしまうと嫌がられるでしょうけれど(お忙しいのでね)、そのあたりは様子を見ながら尋ねてみるといいと思います。わたしは図々しいので、野菜の入荷状況や動向なども教えていただくことが多いです。
お取り寄せは、生協も含んでのことです。わたしが組合員になっているのは、グリーンコープさんです。生協を通して、農家さんの野菜や果物を取り寄せて(注文すれば届けてもらえます)います。とくに熊本方面の被災地の農家さんから購入させていただくことが多いです。とくに生協を通すと、被災地の方と簡単に繋がることができます。「食べ支える」使命感に(勝手に)燃えているわたしとしては、同じような条件で栽培された野菜なら被災地の農家さんから購入したいのが本音です。だから、そういった繋がりがわかりやすいのは嬉しいです。もちろん、栽培についても細かく情報開示されていることも、わたしには嬉しいことです。
そのほか、取材等で知り合った農家さんから直接購入させていただくケースもあります。これは持ち前の図々しさを発揮して「これを買わせてください」とお願いしています。当然ですが、これは文字どおり「産地直送」です。とても美味しい!
■野菜を買うときに、どこにストレスを感じますか?
わたしの場合のストレスは、2つあることを先ほど書きました。
あくまでもわたしの場合です。皆さんにとってストレスはどこにあるのでしょう?
- 仕事や子育てで忙しいから、とにかく時間がない → 時間指定のお取り寄せがおすすめ
- 買い物がしんどい。重い荷物が苦痛 → 近所で済ませる。または、お取り寄せでラクする
- 懐事情が気になる → 価格重視で安いもの
このように、ご自身がストレスを感じるところをクリアしていくようにしましょう。それだけでかなりお買い物がしやすくなると思います。
■美味しい野菜の見分け方 4つのポイント
そうはいっても、やはり「せっかく買うなら美味しいもの」という意識はほとんどの方にあると思います。当然です。
同じお金を支払うのなら、美味しいものを選び、まっとうに食べたいものです。わたしも同じです。
野菜は基本的に鮮度がとても大切です。フレッシュな状態の方が美味しいものが多いです。
「多い」と書いたのは、例外もあるからです。
たとえば…カボチャや冬瓜は時間がたっても美味しくいただける野菜です(カットする前なら、ですよ)。
根菜も日持ちがしますね。日持ちはしますが、フレッシュなものは香りがよくて格別です。
葉物については、言わずもがな。
果物に関しても、鮮度は大切です。とくに桃、イチゴは鮮度が命!
歯ごたえも香りも甘みもすべてが変わります。
鮮度を見分けるポイントはいくつかあります。各野菜や果物特有のポイントというのもありますが、共通しているものも多いです。
ここでは共通している鮮度チェックポイントをあげておきます。
- 重いもの(水をたっぷり含んでいる=みずみずしい)
- 葉がシャキシャキしているもの(みずみずしい)
- 色にムラがないもの(おひさまたっぷり)
- 形が極端にいびつでないもの(ひねくれていません)
ざっくりとしたリストではありますが、かなり有効です。
こちらのブログでは、個別の野菜をテーマに取り上げている日もあるので、ぜひそちらもご覧ください。
■選択肢を多くするのも、野菜を選ぶコツです
選択肢を増やすというのは、「たくさん出回っているなかから選ぶ」ということ。
ひとつの野菜が豊富に出回るのは、旬を迎えたときです。旬のものは、いってみれば収穫最盛期のもの。数が多ければ、買い物をする際に選択肢が増えますよね⁉
少数精鋭という考え方もありますが、野菜に関しては多数の中から厳選したほうが出合いに恵まれます。
ぜひ、たくさんの中から選んで、食べてくださいね。
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