日本で唯一の「ゆるベジらく膳料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
今日のテーマは「7月のトライアル」です。
今日は野菜の話でも、レッスンの話でもありません。
個人的なお話です。でも、書きたいなーと思うので、勢いよく書きます。というより、今月1日に30日したら書く、と決めていました。よかったらご覧ください。
Contents
■31日間のトライアル
7月が終わろうとしています。
まもなく終わります。今、手元の時計を見ると23時55分。あと5分。
なぜ、日付が変わることを気にしているのかというと、7月はわたしのトライアル月間だったからです。
6月の終わりに師匠と話して決めたことがあります。7月中に30本のブログを書く、と。
30日分…7月は31日ありますから、さぼっていいのは1日のみ。でも、いざ「やる」と宣言してしまったらやらざるを得ないのですね。逃げ道なし、というか。退路を断つ? そこまで悲壮感はなかったけれど、そんな感じです。
今、ちょうど30本目を書いています。書けた、という気持ちと「まだアップしてない」という気持ちと、まだ半々。
でも、トライアルしてみたことに対する後悔など、マイナスの気持ちはありません。やってみてよかったな、と思います。いろいろなことがわかったから。
■トライアル中のテーマソング「ジュピター」
今月7日にお仲間でもあり、先輩でもあるけいてぃーさんこと、須崎桂子先生の出版記念パーティーに出席しました。
その際に、師匠がサックスフォンの演奏をプレゼントされていたのです。今回は新譜の『ジュピター』を携えて。
師匠がサックスフォンを始めたのが、今年に入ってからなのでまだ半年強。楽譜も読めなかったと聞いています。それが人前で演奏するってすごいこと。
4月に聴いたときにも感動しましたが、7日も同じくらい、たぶんそれ以上にわたしは感動しました。音が空気や心を震わせるってこういうことだ、と。
以前も書きましたが、わたしは音楽が好きです。常に音が欲しい人。
テレビを観なくても飢えることはまったくないのですが、音楽は触れていないと自分が飢えていくのがよくわかります。そのくらい好きです。息抜きにテレビを観るなら、音楽を聴くかピアノに触っていたいタイプ(かといってピアノは決してうまくないのが残念なところ)。
でも、下手くそだからこそ楽器を「音」から「演奏」まで引き上げることの難しさを知っているつもりです。
まして、師匠は出張も多い、セミナーも多い、いわば分刻みでスケジュールをこなしている状態です(ちゃんと聞いたことないけれど、そうだと思います)。それでも新しいことに挑戦して、時間を捻出してちゃんとカタチにしてしまう。
ああ、すごいなぁ。
わたしくらいの年齢になると、正直にすごいなぁと感じる方に出会うことは少ないのです。生活パターンが決まってくるし、行動範囲も思考の方向性も決まってくるので、当然といえば当然ですが、それでもわたしは見つけた(と書くとまるで師匠が珍獣みたいですが、そういう意味ではありません)のです。いろいろな偶然が重なって、師匠を発見できたのは本当に運がよかったと言えます。うん、運がいい。
今月、原稿の締め切りやらなにやらと重なって、書くのに「時間がないっ! どうしようっ!」となったことも正直ありました。「もう無理」と危うく考えそうになることも。でも、そのときによぎったのは師匠の『ジュピター』。
これを聴いちゃったら、「できない」とか「無理」って言えません。…それこそ、無理です。
だから、頭に「無理かも」がよぎるときは、ジュピターを脳内で流して「無理」という言葉をさっさと打ち消していました。
なお、この動画を掲載するにあたり、師匠とけいてぃーさんの両人に許可をいただきました。許可をいただくとすぐにアップ!
快く許可してくださいましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
■やってみて見えてきた自分
今回、チャレンジして気づいたことがあります。
◇テーマ先行で進めたほうがいい
トライアルして2日目に気づいたことがあります。
これは計画的にテーマを決めないと続かないな、と。いつもわたしは「さ、ブログを書こう。なにを書こうかな?」と考えてテーマを決め、さらに内容を考えて書き進める、というプロセスをおっていました。
しかし、その「なにを書こうかな」の時間が今回ばかりはもったいない! と気づいたのです。
だからチャレンジ3日目から4日目にかけてテーマを一気に箇条書きにしました。
そして、5日から6日にかけて小見出しを作りつつ、流れをざっくりと組み立てておきました。
そして7日の空港で、それをパソコンと携帯とで連動して動かせるように管理しました。
あとは書きたいものから順に手を付けていく、とうい感じです。もちろん、箇条書きにしたテーマではなかったけれど、レッスンに参加してくださった方の質問を受けて急遽書き出したものもあります。リストにしたけれど、「これは来月のほうが時期的にいいかも」と判断して先送りにしたものもあります。だから、必ずしもリストアップしたとおりに進めたわけではありません。
でも、そこで気づきました。
わたしはリストがあるほうが書きやすい、と。
今更ですけれどね。でも、実感として感じたわけです。おそらく性格的なものもあると思います。こればっかりは自分のことになるとわかりにくいのですが、やりやすい傾向といってもよいのかもしれません。
もともとライターとしての仕事はクライアントさんからテーマをいただくことが多いです(最近では自分でテーマを決めるケースもたくさんありますけれども)。だから、慣れているのかもしれません。
それから、これまでは意識して自分を出さないように書くことが多かったのですが、読んでくださった方の感想などをいただくと「自分」がもっとわかる内容にしてもいいのかも、と感じました。自分を書くのは難しく、ある種の恥ずかしさもあるのですが、これも改善の余地がある部分だな、と考えています。
◇自分はかなり不器用
これもわかっていたけれど、改めて実感したことのひとつです。
不器用だなぁ、と。
ひとつのことに集中すると、他が見えにくくなるのです。もっというと、切り替えがヘタ。
トライアルに夢中になると、「げ、原稿書いてない!」となり、原稿に夢中になると「あ、ブログ書いていない」となる傾向があることがわかりました。
時間や計画を綿密にたてたら、どうなるのかな、と考えて挑戦してみたところ、そのほうがスムーズではありました。が、しかし、計画がキッチリキッチリしすぎるのもマイナスだなぁ、と思いました。
「予定時間だ、切り替えよう」と、考えるのはありだと思うのです。実際にやりました。
ただ、予定に囚われて、大切な連絡事項を読み落としてしまったのです。これも師匠に指摘してもらって「あーっ!」と叫び声を上げました。脳内変換がおかしなことになっている! と。
自分の不器用さを知った1か月でもありました。
■トライアルでわかったこと
先ほど、改善の余地がある、と書きましたが、基本的にわたしは単純なので「改善の余地があるってことは、進歩するってことだよね」と考えています。そこは都合よく解釈!
調子いいなぁ、と自分でも思いますが、調子よくて悪いことはない、とも。
トライしてわかったこと。それはトライしないとエラーも出せない、ということ。エラーもエラーにしない方法や改善の仕方があるということ。
そして、自分の傾向と対策も少し見えたようです。
- 計画は綿密なほうがいい(1か月単位のざっくりしものではダメ。1か月の計画をさらに週単位に落とし込むとやりやすいが、ハプニングの傾向も少しわかったので落とし込み方を変える)
- 計画は修正の幅があったほうがいい(幅に関しては、わたしの心地良い落としどころがある)
- 切り替えは意識しないとできない
ということです。そして、もっとも「わかった!」と言えるのが
やればできる
これまた当然、と言われそうですが、単純なわたしは「今なら空も飛べそうよ~」って思っています。…単純だと笑ってください。
やればできるって、すごいことではないですか?? わたしはそう思います。
■挑戦終了?
1か月やってみて、これで林のトライアルは終了か? と、思われたかもしれません。
いえ、終わりません!
計画の立て方もこれまでより自分の傾向を踏まえてできそうなので、また違う内容でトライアルしてみようと思います。
料理の失敗も、行動の失敗も、それも全部エラーで終わらせない方法を考えるクセがついたらいいな、と思います。というか、今はその過渡期(笑)。過渡期を実感できた1か月だったかもしれません。もっというと、人間はいつでも過渡期なんだ、と師匠の言葉からも感じます。
もし、このブログを読んでくださっている方のなかに、「挑戦しようかな、どうしようかな」と思われていることがあるなら、ぜひやってみてください、とお話ししたいです。
わたしも過渡期ですが、皆さんもきっと同じ。エラーも、トライあってこそだと、わたしは考えています。