こんにちは。
やさい薬膳料理教室「ベジ楽」の林かよこです。
福岡・姪の浜で今日もやさい薬膳料理を作っています。
が、本日は原稿のお仕事について少しだけご紹介をさせてください。
■原稿執筆もお仕事のひとつです
元編集者という肩書があるので、文筆業もやらせていただいております。
「食」に関することがメインですが、依頼があれば観光パンフレットを書いたり、商品について紹介してみたり…いろいろ書きます。
書く仕事というと、皆さん「書くシーン」ばかりを思い浮かべることが多いようですが、実は実際に書いているのは全体の一部の時間です。
メインは聞くこと。それと聞くための準備をすること。
とくに「聞く」は大切なのかな、と実感しています。
その人の言葉、言葉のもつ温度、そういったものも表現できたらな、と常々感じてはいます。…文字数の制限等で難しいことも多々あって、悔しい思いをすることもありますけれども。
それでも、子供の頃から文字が好きなことは変わらず、ここまできております。
さて、前置きはさておき。
昨年から不定期で新聞にコラムを掲載させていただいています。雑誌が長いわたしには、新聞の進行や視点はかなり新鮮です。
学ぶことも多い!
人間、いくつになっても学べるものだなぁとしみじみ感じるコラムです。
ここでご紹介しているショウガジャム、本当に美味しいですよ。機会があればぜひ召し上がっていただきたいです!
■生姜ジャムを薬膳でチェック!
せっかくなので、生姜ジャムを薬膳の視点から見てみましょう。
ショウガは、「温・辛」に分類される野菜です。
新ショウガが6~8月に旬を迎えます。根ショウガは9~11月に出回っていますね。
わたしが住む福岡では、長崎県産のショウガをたくさん見かけます。
新ショウガのほうが柔らかく、筋っぽさがありません。辛さもマイルドです。
根ショウガを乾燥させると「乾姜(かんしょう)」と呼ばれるようになり、これは漢方における生薬に分類されます。
そう、生姜は古くは「薬」として珍重されているほど薬効が高い野菜なのです。
その薬効とは、「血行をよくして胃腸を冷えを取る」だとされていました。
今もまったく同じです!
また辛み成分には、抗菌や殺菌作用があることでも知られています。
以前もご紹介していますが、お刺身等の生ものの薬味に生姜が使われているのは、とても理にかなっています。
昔の人は栄養学や薬膳という概念がなかったかもしれませんが、経験値でその薬効を知っていたのですね。「先人の知恵」とはよく言ったもので、いつも感心させられます。
ただ、とても薬効が高いので、摂りすぎは禁物です。
発汗作用があるので、食べすぎるとかえって冷えすぎてしまうことも。これまた繰り返しになりますが、「ほどほど」を心掛けてください。
この「ほどほど」についても判断がわかれるところですが、「美味しい」と感じればそれが「ほどほどサイン」です。
「辛い!」と食べるのをやめたくなってしまうようなら「ほどほどボーダー」を超えてしまっています。
こればかりは個人差がありますし、感覚的なところなので皆さんに探っていただくことになりますが、ベジ楽ではそのお手伝いをさせていただければと思っています。
と、話を戻して。
今回ご紹介している生姜ジャム、本当に美味しいので皆さんぜひお手に取ってくださいませ。
おすすめです。