ダイエット中の飲み物はなにがいい?
日本で唯一の「ゆるベジらく膳やさい料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
そして、最近はダイエットチャレンジャーでもあります。
今日のテーマはダイエット編。
「ダイエット中の飲み物 おすすめ6選 飲んだら後悔するもの5選 ソフトドリンク編」です。
Contents
■ダイエット中は水分は控える?
「水太り」という言葉があるためか、時々「ダイエット中は水分は控えたほうがいいのでは?」といった質問を耳にします。
ダイエットにはいろいろな考え方があるので、否定はしないのですが、わたし個人は水分はとても大切だと思っています。
とくに40代になると、季節の変り目などはどうも肌トラブルに見舞われがち。そのトラブルのひとつとして、乾燥をあげることができます。とくに目元や口元がカピカピしているなんて…想像するだけでテンションが下がります。カサカサ40代…避けましょう!
水分はとても大切です。
ただし、ひと口に水分といってもいろいろあります。
ミネラルウォーターやお茶(これも緑茶から紅茶までいろいろ)、スポーツドリンク、ジュース、ビール、ワイン、焼酎…ざーっとあげるだけで、こんなにあります。
ダイエットでなければ、お好きなものをどうぞ、と言えるのですが、ダイエットに関してはそうも言ってはいられません。
■しっかり水分! ダイエット中におすすめの飲み物8選
基本的には水(ミネラルウォーター)でじゅうぶんです。
とはいえ、やはりいろいろ飲みたくなってしまうのが、ふつうではないでしょうか。
わたしもいろいろ飲みたくなります。
そして、世の中には美味しそうな飲料があふれていますからね。
スタ〇をはじめ、お手軽に飲めるコーヒーショップには、スイーツと呼んでも差し支えないくらいキラキラした飲み物が並んでいます。
いずれもシーズンごとに新商品が発表されます。基本的に意思の弱いわたしは「わ、美味しそう」と心が揺れます(アマイモノ、大好きですよ)。
しかし、水です!
ファーストチョイスとしては水をおすすめします。
では、それ以外でおすすめがあるか、と問われれば、「あります!」とこたえます。
- 緑茶
- 中国茶(烏龍茶やプーアル茶など)
- 麦茶
- 紅茶
- コーヒー
- ハーブティ
このあたりは大丈夫です。
もちろん、「無糖」であることが条件です。甘いものは、どうしても糖質が多くなってしまうので、ダイエットの観点からいえばNGです。
ちなみに、わたしは朝イチで飲みたいのはコーヒー。朝食時は緑茶(和食が多いです)。その後は、コーヒーをメインに、という感じで過ごしています。
外出先などで、よりダイエット向きなのはどれだろう、と迷ったら、できるだけ材料を思い浮かべることができるシンプルなものをチョイスしてください。
それがいちばんぴったりのものを選択できます。
続いては、ダイエット中にNGの飲み物5選を取り上げましょう。
■ダイエット中にはNGです! 野菜ジュースはクセモノです
忙しくてコンビニエンスストアなどで購入したもので昼食をとることの多い方には、もしかしたら耳が痛いかもしれません。
おにぎりやサンドイッチを買ったついでに、「野菜も摂ったほうがいいよね」と考えて野菜ジュースを手にしたことはありませんか?
もちろん、野菜ジュースは美味しいです。そして、野菜を食べた気にさせてくれるので、精神的な面でもプラス効果がある飲み物です。
しかし、ダイエット的視点からいうと、商品によっては避けたい飲み物だと言わざるを得ません。
野菜ジュースであっても、葉野菜だけで作っているようなものなら糖質は比較的低いので、問題ないのですが、多くの商品が果物の果汁を添加しています。これは飲みやすさを追求した結果だと思うのですが、バナナやリンゴといったよく使われる果物は「果糖」がたっぷり含まれています。
この果糖がクセモノです(クセモノであって、悪者ではないのであしからず)。
果糖は、別名フルクトースといいます。そして、果糖はわたしたちの身体のなかで他の糖類に比べるとずっと脂肪に変わりやすい、という性質があります。
果糖は肝臓にある、フルクトキナーゼと呼ばれる酵素の力を借りて分解され、その後エネルギーとして使用されます。ただ、多いものは脂肪酸や中性脂肪の合成に使われてしまうので、結果的に丸ぽちゃ現象を引き起こします。
スムージーも同様で、何を材料にしているかでかなり糖質量が高くなります。
何が使われているものなのかをチェックしてください。
なお、ダイエット視点でなくても、野菜ジュースは決して野菜とイコールではないので気をつけたいものです。これまた飲みやすさや美味しさを追求することで(市販品としては当然のことです)、生のまま食べるよりは食物繊維やビタミン類がどうしても減少してしまうからです。
野菜ジュースを飲んだから、今日は野菜をしっかり摂れた、と思うのではなく、あくまでも野菜ジュースは嗜好品として楽しむ、というスタンスでいいのかな、というのが個人的意見です。
…美味しいからね、新作が出ていると気になってしまうのです。だから飲まない、とは申せません。
果汁100%ジュースも同じです。
フルーツ果汁を使っているものは、香りもよく、フレッシュな味わいがあります(とくに搾りたては美味しいですね)。そのため、「なんとなく身体によい」というイメージを抱きがちです。もちろん、悪者ではありません。これもクセモノです。
実際、ストレートのオレンジジュースはコップ1杯で21.4グラムもの糖質を含んでいます。美味しさやさわやかさでごまかされずに、「なんとなくよさそう」という感覚を疑ってみるのも、ダイエットには必要です。
■ダイエット中にはNGです! 牛乳って栄養たっぷりだけど?
牛乳は、健康的なイメージがありませんか?
なにしろ、学校給食で毎日のように飲まされていましたから。当時のわたしは牛乳が苦手だったので(実は今もさほど得意ではありません)、あの「牛乳は身体にいいから飲みましょう」という無言の圧力のようなものが本当に嫌でした(先生、ごめんなさい)。
とはいえ、牛乳はカルシウム摂取からも推奨されている飲み物です。カルシウム以外にもタンパク質、脂質、ビタミンDが含まれていて、悪者ではないのです。
が、しかし。
牛乳にふくまれている「乳糖」が問題です。これも立派な糖質の一種。やはりがぶ飲みはおすすめできません。
もし、あなたが牛乳を飲んだ際にお腹の調子が悪くなるとしたら、原因は乳糖のせいかもしれません。
日本人のなかには、一定数、乳糖を体内で分解する力が弱い体質の方がいます。赤ちゃんのときには母乳に含まれる乳糖を分解する力があったとしても、成長するにつれて分解力が落ちてしまって、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまうのです。
これはもう体質です。あなたが悪い訳ではありません。
だから、こういう方はぜひ無理をしないで控えていただいたほうがいいのではないかと考えます。
低脂肪乳ならいいのでしょうか?
こんな質問が聞こえてきそうです。確かに、食べる量(エネルギー量)を減らすことで痩せるダイエットにおいては、低脂肪乳はおすすめです。
ただ、わたしがご提案しているダイエットは、食べる量はそのままで、糖質を控えるものです。「新感覚!食べるダイエット」の立場からいうと、低脂肪乳は一般的な牛乳以上におすすめしません。
なぜなら、コップ1杯(200ml)あたりの糖質量が多いからです。実際に数値にしてみると、牛乳=9.6グラムにたいして、低脂肪乳=11グラムです。
同じように飲むのであれば、糖質の低い牛乳をおすすめしたいです。
なお、牛乳以上に糖質量が低いのが、無調整豆乳です。無調整豆乳は、200グラムに含まれる糖質量はわずか5.8グラムです。
カフェオレでほっとひと息つくなら、ぜひソイラテを選択してください。
■ダイエット中にはNGです! スポーツ飲料も要注意
以前、こちらのブログで歩くことをおすすめしましたが、歩いたり走ったり(別に走る必要はないですよ)した後は、どうしても水分が欲しくなりますね。
そのときについつい、コマーシャル等のさわやかな印象に引きずられてしまって選びがちなのがスポーツ飲料です。
商品によっても多少の違いはありますが、コップ1杯に対して約10グラムもの糖質を含んでいます。
実際にスポーツドリンクを飲んだときに、口の中に甘味が残ったことがありませんか? このことからも、感覚的にスポーツドリンクの糖質量が高いことがイメージできるでしょう。
わたしは運動をしますが(リハビリスポーツですね。もうゆるゆる状態なので運動といっていいのかどうか、はなはだ疑問ですが)、実はスポーツドリンクは飲みません。熱中症対策としてよい、という話も知っていますが、それでも飲みません。
おそらくわたしの身体にはあっていないのでしょう。かえって喉が渇いてしまうのが、どうも苦手で…。
とくにぬるくなったスポーツドリンクは苦手です。
そうです、飲み物の温度はとても大切な要素です。
わたしたち人間の舌は冷たいものの甘みを感じにくいのです。
試しに冷やした状態のスポーツドリンクと、常温のスポーツドリンクとを飲み比べてください。おそらく冷やしたほうが甘さを控えめに感じることでしょう。
反対に常温のスポーツドリンクは、コップ1杯10グラムという糖質もしっかり感じられると思います。
この温度に関する原理は、炭酸飲料水においても当てはまります。
実際、コー〇やサイ〇ーといった炭酸飲料水は、キンキンに冷やして飲むことが多いのですが、冷やすことにより甘さよりもさわやかさを感じられます。これが、落とし穴!
甘味を感じないけれど、ほどほど甘さがあるものを美味しいと思うので、炭酸飲料水には基本的に甘味料がたっぷり潜んでいます。
実際のデータをあげてみると、コップ1杯で約50グラムもの糖質を含んでいる商品もあるほどです。しかも、無自覚で飲めてしまうところが恐ろしいですね。
■ダイエット中にはNGです! いちばん、林がダイエットにおすすめしない飲み物はコレ!
実際にわたしが自分の身体で実験してみて、「これがいちばんマイナス!」だと感じた飲み物をご紹介しておきましょう。
それは粉末を湯で溶かして飲む「甘みの強いコーヒーや紅茶(ラテを含む)」のたぐいです。おうちカフェを楽しめる飲料です。
ちょっと疲れているときに飲みたくなる系、とわたしは呼んでいますが、これはダイエットの際には気をつけたい飲み物です。
まず、自分で甘さを調整できない点がまずい。
万人受けするように(メーカーさんとしては当たり前ですが)、甘さは比較的強めに作ら得ていますが、お湯を多めに注ぎ入れたとしても摂取する糖質にかんしては変わりません。
また、1箱買うと数杯分は個包装が入っているので、なんだかんだと飲んでしまいます(これはわたしの場合だけかもしれませんが)。
また、脂質と糖質を同時に摂ることはダイエット中はあまりおすすめできないのですが(この組み合わせは肥満街道へのチケットを購入するのと同じです)、同時に摂取してしまう点もマイナスです。
しかも、どのくらい摂取してしまっているかがわかりにくい。
この「よくわからない」状態がもっともダイエット中に気をつけたいことです。
材料がよくわからないまま、口にする。
調理方法がよくわからないまま、食べてしまう。
甘さがよくわらからないけれど、なんとなく選ぶ。
この「なんとなく」を減らすことが、自分の身体をコントロールする近道ではないかとダイエットチャレンジャーの林は痛感しています。
■ダイエット中におすすめの飲み物 まとめ
ダイエットにおすすめの飲み物は、水に加えて次の8つです。
- 緑茶
- ジャスミン茶
- 烏龍茶
- プーアル茶
- 麦茶
- 紅茶
- コーヒー
- ハーブティ
そして、気をつけたい飲み物は以下のとおり。
- 野菜ジュース
- 果汁100%ジュース
- スポーツドリンク
- 牛乳(これはね、がぶ飲みはダメですよ)
- 粉末飲料(コーヒーも紅茶も)
ゼロにしなくてもいいのですが、ほどほどに。
ただ、「なんとなく飲む」「なんとなくわからないけれど好き」な状態で飲み食いすることはおすすめしません。
次回はアルコール編をお届けしたいと思います。
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