こんにちは。
やさい薬膳料理教室「ベジ楽」の林かよこです。
福岡・姪の浜で今日もやさい薬膳料理を作っています。
今日はキュウリのお話です。
■キュウリを薬膳で考える
そろそろ暑さのピークを超えたでしょうか。朝夕の風が少し涼しいかもしれませんね。
とはいえ、昼間はまだまだ暑いので、ついつい冷たいものをがぶ飲みしているかもしれません。
皆さんはいかがですか?
暑い日の水分補給は大切ですが、ただ水をがぶ飲みしていてはよいことはありません。
水分をジャンジャン取り入れていて、排出していなかったら…? 体を水が上手にめぐらなかったら?
それこそ、浮腫み街道一直線ですよ。
余分な水分を身体にため込んでしまうと、浮腫みの原因になります。
そこでおすすめしたいのが、キュウリです!
キュウリは薬膳で分類すると「涼・甘」に分類されます。
身体を冷やす効果があるので、熱がこもっている状態のときにぴったりです。
しかも、キュウリは水分がとても豊富な野菜。水を飲む代わりにキュウリをかじってみるのもおすすめです。
そう、キュウリは脾や胃、大腸にもプラスに働きます。
とくに脾は「めぐり」にとても大切な役割を果たします。
身体の中を水や血液がスムーズにめぐるように、働くわけです。逆に脾が弱ってしまうと、めぐりが悪くなり、浮腫みをもたらします。
決してプラスではありません。キュウリ、食べましょう!
■キュウリは炒めても美味しい
キュウリはもともと「瓜」ですから、実は加熱しても美味しいのです。
おそらく多くの人が「生で」食べることが多い野菜だとは思うのですが、生のキュウリはビタミンCを破壊する酵素を持っています。
その酵素は、加熱したり、酢と和えたりすることで無害になります。
その意味でもキュウリの炒め物は理にかなっているのですね。
ごま油でさっと炒めて塩で調味する、ただそれだけです。ぜひお試しください。
■キュウリの千切り、どうしていますか?
生で食べる場合は、酢と組み合わせるといいですね。
定番のキュウリ、わかめ、蛸の酢の物もよいのですが、ドレッシングの酢と合わせてもOKです。
キュウリを千切りにする場合のコツについて書いておきます。
まず、キュウリは斜めに薄切りにします。
続いて、それを細く切ってきます。
これによって、皮の部分の鮮やかなグリーンが細切りになったキュウリの上下に残ります。見た目がきれいに仕上がるという訳です。
いろいろな料理にアレンジできるので、覚えておいて損はしないかな、と思います。
よかったら、お試しください。
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