日本で唯一の「ゆるベジらく膳やさい料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
そして、最近は「新感覚!食べるダイエット」に挑戦中のダイエットチャレンジャーでもあります。
さらに書くと、実際にオリジナルメニューで腹囲マイナス10センチを達成した「ダイエットできちゃった」人でもあります。
でも、最近は「リバウンド」という言葉が現実にならないように、冷や冷やしてもいます。だから、もうちょっとダイエットは継続中のアラフォーです。
Contents
- 1 ■女性に人気の高い乳製品。これまでのダイエットでは基本的にNG食材にされていました。糖質制限ダイエットの場合も、食べてよいのか迷う方は多いようです。
- 2 ■チーズもバターも…乳製品はとても美味しい。だから、ゼロにするのは辛い。辛いダイエットはやらない、ではいけませんか?
- 3 ■実際に糖質制限ダイエットメニューを考えるときに、乳製品は風味を変えたり、カルシウムをプラスしたりするのに役立ちます。
- 4 ■ダイエットをしている。乳製品が好き。そんな方にこそ、糖質制限ダイエットはおすすめです。
- 5 ■実際にダイエットをした野菜料理専門の講師は、野菜と組み合わせた乳製品をパクパク食べて痩せましたよ
- 6 ■まとめ
■女性に人気の高い乳製品。これまでのダイエットでは基本的にNG食材にされていました。糖質制限ダイエットの場合も、食べてよいのか迷う方は多いようです。
チーズやバター、生クリーム…これらは、「乳製品」とまとめられることが多いです。また、女性からの指示がとても高いと感じます。
実際にリアルレッスンで乳製品を扱うことがあるのですが、皆さん「好きです」とおっしゃいます。チーズを使っても使わなくてもよいメニューなども準備するのですが、どちらでも作れるものは参加してくださっている皆さんに選んでいただいています。「チーズを使っても、使わなくてもいいですよ。どうしましょう?」と。
すると、今までのところ100%の方々が「使います!」とおっしゃいます。この確率ってすごいですよね。
そして、そのままチーズ談義に流れることも多いのですが、皆さん口をそろえてお好きだとおっしゃいます。もっとも「ブルーチーズは苦手」とうい方は一定数いらっしゃるので、乳製品すべてが人気だというわけではないようです。
それでも、やはり乳製品の人気は高いです。かくいうわたし自身も、乳製品は大好きです。
実は、数年前まではムスメに乳製品アレルギーがあり、プライベートではほぼ乳製品断ちをしていたのですが、やっぱり好きなものは好きです。美味しいです!
ただ、従来の「食べる量で調整する、カロリーベースのダイエット」の場合、乳製品はダイエット中は避ける、というスタンスが一般的です。
実際に乳製品はカロリーが高めのものが多いからです。
おそらく、長く「乳製品はダイエットに不向き」という考え方に触れていると、「食べないほうがいいんだよね…??」という考えに陥ってしまうのでしょう。
そして、どうせダイエットをやるなら成果を出したい、というのが本音です(わたしも同じです!)。だからこそ、「本当のところ、乳製品はダイエット中に食べていいの?」と考えてしまうのですね。
■チーズもバターも…乳製品はとても美味しい。だから、ゼロにするのは辛い。辛いダイエットはやらない、ではいけませんか?
美味しいもの、好きなものを徹底的に我慢するのは、なかなかハードです。
「ダメ」と言われると、ますます魅力的に感じる…これは人間の真理ではないかと思います。「やったらダメだよ」と言われると、「ちょっとだけなら」とやりたくなる。「危険だよ」と言われると、どう危険なのか試してみたくなる。
皆さんにも思い当たる節があるのではないかと思います。わたしは、ありますよ。とくに食べ物はダメと言われると、食べたくなります。
肉体的辛さというより、これはもう精神的につらい我慢です。
以前からこちらのブログでは書いていますが、ダイエットは長期戦です。長いスパンで考えなくてはいけません。そのときに、より我慢が苦しいのは精神的な部分です。少なくともわたしはそうでした。
だから、こちらの記事は
1.乳製品が大好きで、ダイエットをしようとしている方
2.ダイエット中だからと、乳製品を我慢している方
3.糖質制限ダイエットに興味のある方
におすすめの内容です。
■実際に糖質制限ダイエットメニューを考えるときに、乳製品は風味を変えたり、カルシウムをプラスしたりするのに役立ちます。
わたしが糖質制限ダイエットをおすすめしている理由は、「我慢が少ない」からです。
基本的に食べる量を減らさずに食事を楽しめるからです。もっとも食べ物の内容(何を食べるか)については、変える必要がありますが、空腹を我慢しない、というのが最大のメリットです。
糖質が高いものを夕食から排除していくので、夜のごはん(白米)は我慢です。
その代わり、糖質量の少ない野菜とタンパク質をいつもより意識して摂ります。
糖質制限ダイエットは糖質を多く含む食品を避けることで、血糖値の急激な変化と血中の糖が増えすぎて体内に脂肪として蓄えられるのを防ぐことでスリム化を目指します。
だから、カロリーよりも糖質量が大切です!
その点、チーズをはじめ乳製品の多くが糖質量が少なめです。夕食に食べても問題ない食品として考えます。
食事にかんしては好みもありますし、忙しい方の場合、そんなに凝った料理をつくる時間的よゆうがないこともあるでしょう。
調理に時間と手間をあまりかけたくないときにこそ、乳製品はとても強い味方です。なぜなら、少量でも風味を変えることできるからです。ここで、簡単な糖質制限メニューを挙げておきましょう。
◇チーズオムレツ
卵は糖質をほとんど含まないダイエットの味方です。
ただ、毎日のように食べていると飽きてしまうこともあるでしょう。そんなときにチーズをイン!
チーズをいっしょに巻きこむようにすると、5分でチーズオムレツが完成です。さらに野菜をプラスするなら、パセリがおすすめ! パセリは洗って水気を切り、ビニール袋に入れて冷凍します。冷凍したパセリは袋の上からグシャグシャと揉みます。すると、簡単にパセリのみじん切りが完成。これを卵に混ぜれば、色もきれいなオムレツの感性です。
チーズと卵の相性はいわずもがな、ですが、チーズとパセリ、卵とパセリの相性も最高です。
なにより、簡単なのがいいですね。
◇蒸し野菜とトロトロバター
おすすめは青梗菜(チンゲンサイ)とブロッコリー。いずれも糖質の量が少ない野菜の代表格です。それに加えて、現代栄養学からいっても、青梗菜もブロッコリーも緑黄色野菜に分類され、栄養もたっぷり。ダイエット中に食べない理由がない野菜です。
とくに青梗菜は、炒めて食べる方が多いようですが(実際にレッスンにご参加される方にきくと油で炒めます、という答えがいちばん多いです)、野菜ヲタクであるわたしが絶対におすすめだと力説するのが、「蒸す」。
蒸した青梗菜は最高です! しみじみ、この子っていい子だわぁ、となります。芯はあるけれど、じんわりしみいる優しい甘みもあって。シンプルに塩でもよいのですが、バターを添えるとまた異なる味わいです。
ブロッコリーも同じです。「茹でてマヨネーズ」が一般的なようですが、バターも本当に美味しいです。もともと洋食系の味に強い野菜です。バターとの相性は抜群です。わたしはひとりで一株いけます(笑)。
このように乳製品は、いつもの食事の方向性を変えるのにぴったりです。方向性を変えると、同じ素材であってもとても美味しくいただけます。そして、乳製品の魅力は方向性を変えるのに、ほとんど労力がいらないことです。ちょっと加えるだけで変わるので、洗い物が増えることもなければ、調理時間が増えることもありません。乳製品、バンザイ! です。
■ダイエットをしている。乳製品が好き。そんな方にこそ、糖質制限ダイエットはおすすめです。
糖質制限ダイエットは、乳製品を制限しません。糖質量が少ないから、むしろ野菜やタンパク質を食べるのに上手に利用してほしいと提案しています。
乳製品で調理に向いているものは
1.チーズ(種類はいろいろありますが、基本的にすべてOK)
2.バター(発酵バターは少しだけ糖質が含まれますが、気にするほどではありません)
3.ヨーグルト(無糖のみ。加糖タイプは残念ながらダメです)
4.牛乳(ただし糖質はそこそこ含まれます。夕食では避けたいかも。ほどほどならOK)
気をつけたいのは4の牛乳。これは無脂肪乳も含めてですが、糖質がけっしてゼロではないからです。ゼロではない、というより、他の乳製品よりも多めです。夕食で使うとしても少しにしておきましょう。豆乳に代えていただくとより低糖質です。
もちろん、脂質が含まれる乳製品を「吐くほど」食べるのはNGです。もっとも、乳製品に限らず、苦しくなるほど食べることはおすすめしません。
その点、先人は「腹八分目」という言葉で食べすぎを戒めていたのですから、すごいことだと思います。
実際にダイエット講座を受講してくださった方(腹囲マイナス5㎝を達成されました!)は、「腹八分目ってこういう感じかな、と思いました」とおっしゃっていました。
そうです、この「腹八分目」って本当に大切です。健康を維持する意味でも。
やはりボディのスリム化を目指していても、健康を損なってしまっては本末転倒です。健康という土台があって、はじめてスリムボディが活きるのですから。
■実際にダイエットをした野菜料理専門の講師は、野菜と組み合わせた乳製品をパクパク食べて痩せましたよ
ダイエットをしている(現在も続行中です)わたし自身はどうなのか、という点も書かせていただきます。
野菜と組み合わせて食べました。それこそ、バクバク食べました。というか、今もバクバク食べています(笑)。
夕食の糖質制限ダイエットは、空腹にはなりませんが、家族がジャガイモを食べているときに「ジャガイモはやめとこ」と、箸がとまるわけです。そんなときに、青梗菜やブロッコリーにいつもよりちょっとよいバター(わたしはよつ葉バターがお気に入りです)を添えると、美味しい。気分もいい。
だから、ジャガイモの魅力を認めつつも、食べたいとは思わずに済みます。というより、青梗菜美味しーっ! ブロッコリー、サイコーッ! と、思いながら楽しく食事ができます。
「楽しく」や「美味しく」は、ダイエットにポジティブに取り組むために必要な要素です。ぜひ上手に取り入れてください。
実際に、乳製品を食べていても腹囲を10㎝細くした人間がいうと「なるほど」と感じていただけるのではないでしょうか。ほら、食べたくなってきたでしょう??
■まとめ
いかがでしたか? 乳製品はダイエットの敵だと思われていた方も、食べてみようかな、と思われたかもしれません。
「糖質制限ダイエットをはじめたら、乳製品は食べてもいい? 乳製品断ちしたほうがいい?」に関するまとめは、次のとおりです。
1.糖質制限ダイエットの場合、それぞれの食品に含まれる糖質の量がポイント
2.乳製品は糖質量が少ないものが多いから、夕食時に食べても大丈夫
3.糖質制限ダイエットメニューを楽しむために、乳製品の美味しさがおすすめ
糖質制限ダイエットにおける乳製品の考え方や食べ方のヒントにしていただけたら、とても嬉しいです。
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