日本で唯一の「ゆるベジらく膳やさい料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
今日も「ゆるベジらく膳料理」を楽しんでいます。
そして、最近は「新感覚!食べるダイエット」に挑戦中のダイエットチャレンジャーでもあります。
さらに書くと、実際にオリジナルメニューで腹囲マイナス10センチを達成した「ダイエットできちゃった」人でもあります。
でも、最近は「リバウンド」という言葉が現実にならないように、冷や冷やしてもいます。だから、もうちょっとダイエットは継続中のアラフォーです。
今日のテーマは「レシピ本以前の簡単レシピと、オクラの食べ方から増やすレパートリー」です。
Contents
■ オクラを茹でてしょうゆをかけるだけのレシピから卒業したい。本にも出ていない簡単なレシピはある?
夏になると旬を迎える野菜を総称して「夏野菜」と呼びます。
皆さんは、どんな夏野菜がお好きでしょうか。わたしがレッスンにお越しくださる方が阿に伺ってみると、夏野菜を好き、とおっしゃる方は少なくありません。
とくにトマトは人気者です。
一方で、「好きだけれど、食べ方が決まってしまう」という話が出るのがオクラです。
レシピはいつも同じ。簡単で、本を見ればいろいろあることはわかるのだけれど、ワンパターンになってしまう。
という声がとても多いです。
その簡単なレシピというのが、
①茹でる。
②切る。
③かつお節としょうゆを和える。
レシピ本以前のシンプルな食べ方です。これ、わたしも大好きです。納豆をプラスしたり、冷ややっこにかけたりしていただきます。
でも、オクラはとても優秀で便利な野菜なので、それ以外にも召し上がった欲しい! というのが、偽らざる野菜ヲタクの本音でもあります。
そこで、この記事は
1.オクラの食べ方が「茹でてしょうゆ」というワンパターンになってしまう方
2.本にも載っていないようなオクラの簡単レシピを知りたい方
3.やる気が出ないときでも「作ろう!」と思えるオクラの簡単レシピに挑戦したい方
4.とりあえずオクラについて知りたい、レパートリーも増やしたいという方
におすすめの内容です。
■ ごく簡単に1品増やせるといいのだけれど、なかなかそういうレシピは本には掲載されていません
以前、レッスンにいらした生徒様に言われたことがあります。
「レシピの本にのっている料理は、おしゃれで素敵なのですけれど、あと1品欲しいときには作れなくて。だから、本にのるほどじゃないけれど、美味しい野菜の食べ方があれば知りたいです」と。
なるほど、と思いました。
レシピ以前のこと。レシピ本に掲載されるほどではないもの。先程書いた、「オクラを茹でてしょうゆ」のようなレシピですね。
とっても簡単です。でも、副菜としてテーブルに並べてもじゅうぶんです。
そして、簡単で美味しいのですが、レシピ本にはほぼ載っていないでしょう。オクラを別のものを組み合わせたり、茹でる以外の調理方法をつかったりして、ひと手間かけたものが掲載されている可能性が高いです。
その方にしたら、何気ない一言だったかもしれませんが、わたしは本当に深く納得したので、以来、「レシピ本以前の簡単レシピ」を大切にしています。
オクラも同じです。
茹でてしょうゆ、は美味しいです。
それに加えて、
①切って炒める。
②煮る。
このあたりを知っていると、一気に2品レパートリーが増えます。
さらに、①切って炒めるに、カレー粉を使う、パルメザンチーズを使う、といったアレンジを加えると4品レパートリーが増えます。
どれも、とても簡単です。
②の煮るに関しても、ナンプラーでややエスニックよりに仕上げるか、かつおだしで和風に仕上げるか、といった違いがあります。これで2品レパートリーが増えました。
煮る際に、高野豆腐をプラスしてもいいですし、ナスと組み合わせるのもおすすめです。さあ、これでまた2品。
レシピ本以前の簡単レシピが、「オクラ」を手にして8種類増えましたね。
いかがですか?
あれ? レパートリーを増やすのって、大変だと思っていたけれど、案外できるかもしれないと思われましたか?
先程登場した方だけでなく、レッスンにいらっしゃる方には、わたしが意識して「これがなければ、こちらをプラスしてもいいですよ。思い切って、ここで調理方法をこんなふうに変えると、仕上がりがこう変わります」とお伝えしていることもあって、「レパートリーが増えました!」とおっしゃっていただくことが多いです。
野菜ヲタクならではの視点で、皆さんには肩ひじ張らずに野菜の魅力を実感できる料理を楽しんでいただけたら、と日々考えています。
■ゆるベジらく膳やさい料理は、野菜の特性を生かしたスーパースペシャル簡単なレシピいがそろっています
わたし自身のヲタク気質と失敗経験は、気がつけば「レシピ本以前の簡単レシピ」を増やすのにとても役立っています。
もうひとつ、わたしが意識していることがあります。それは、調理以前の簡単準備です。
野菜の選び方や洗い方、切り方、果ては保存方法まで、レッスン冒頭でアツクルシクお話をさせていただいています。
実際、皆さんには「それが知りたかった!」と言われることも多いです。
先に書いた方は、わたしが野菜の扱いについてお話をしたところ
「こういうのが一番知りたいです! レシピってこの先しか載っていないから…。でも、料理上手じゃないから、質問もできないというか、そもそも気づかないんです」
と教えてくださいました。
やはり、なるほど、と思いました。
レシピ本は世の中にたくさんあふれるほどありますね。雑誌や新聞にもレシピはたくさん掲載されています。
わたし自身もレシピを編集者としてもたくさん扱ってきましたし、自分がレシピを提供する立場で某企業の広報誌や雑誌等にかかわったこともあります。
とくに紙媒体の場合、スペースが限られていることもあって、レシピの行間までは説明されていません。
たとえば、オクラ。
美味しいオクラは産毛がびっしり生えているのですが、調理方法によっては、あらかじめ産毛を取り除いたほうがきれいに仕上がります。
でも、この産毛の処理は「レシピのプロセス1」よりも前に行う作業です。だから、簡単レシピであっても、プロセスとしては記載されていない、というわけです。
ちなみに、オクラの産毛をとる方法ですが、塩を軽くまぶしてゴリゴリとまな板の上を転がします。これだけです。
茹でるときは塩をそのままに鍋にイン! これで、大丈夫です。
スープのようなものの場合、仕上がりの塩気にだけ気を付ける必要がありますが、産毛がないほうがなめらかです。
さらにいうと、オクラの切り方。これも、切り方によっては水っぽく仕上がってしまいます。たんに茹でるだけだったとしても、茹でる前のワンステップで食感や味がまったく違うのです。
ポイントは、ガクの落とし方です。オクラは内部が空洞になっている野菜ですが、空洞部分がむき出しになった状態で茹でると、そこに水(お湯)が入り込むと水っぽく仕上がります。せっかくのオクラが水っぽくてベチャベチャ…これではモッタイナイです!
■現在、リアル教室は7月いっぱいで休止しますが、オンラインレッスンや今後にも期待してください
現在、わたしは福岡に住んでいますが、住まいを移ることになりました。転勤です。
あ、わたしではなく、家族が転勤することになったので、そろって千葉県へ居を移すことになったのです。
引越しは8月を予定しています。
そこで、とても残念ではあるのですが、7月いっぱいでリアルレッスン@福岡を休止いたします。いつか大好きな福岡で、大好きな福岡野菜を使ったレッスンをしにやってきますよ。言霊っていいますからね、言っちゃいますよー。
オンラインレッスンは引越しを挟みますが、通常どおりやっていきます。
7月は27日(月)10:30~11:30にレタスをテーマにお届けします。
8月は3日と24日を予定(どちらも10:30~11:30)しています。こちらのテーマはきゅうりです。
オクラはリアルレッスンで登場します。
オクラを煮るだけの「レシピ本以前の簡単レシピ」です。でも、これが本当に美味しいです!
温かくてもよし、冷やして冷たいおかずにしてもよし、です。万能です。わたしのおすすめは素麺との組み合わせです。これは絶品! 夏のお昼ごはんに、我が家では何度も何度も登場します。
繰り返しますが、「レシピ本以前の簡単レシピ」です。
■食べることが好きでレシピ本もいろいろチェックするけれど、レシピ本以前のオクラや野菜料理のコツを知りたい方には、わたしのレシピを自信をもっておすすめします
食べることが大好きな方は、料理の写真やレシピの書かれた本を読むことを(見る、といったほうがよいかもしれませんね)好む傾向にあると思います。
ウキウキする、とおっしゃる方も多いです。
オクラだけでなく、「レシピ本以前の簡単レシピ」について話すと、まるでそういったレシピや本を否定しているようだ、と感じられるかもしれません。
そうではないのです。
レシピはそれぞれの経験や、美味しかったという感動が盛り込まれて生まれているものです。それを感じるだけでも、わたしはとても楽しいと感じます。
わたしの「レシピ本以前の簡単レシピ」も同じです。わたし自身が「ここを食べてほしい!」「この手間は省ける!」と確信をもっておすすめします。ちょっと思考を横にずらしてみてください。これで、レパートリーが増やせますし、調理以前の簡単準備でさらにいつもの料理がワンランクアップします。
■まとめ
いかがでしかた?
野菜ヲタク炸裂トークとなりましたが、今回の記事をまとめると
1.野菜には、レシピ本に紹介されにくい、簡単な食べ方もあります。
2.夏野菜のひとつ、オクラにも「レシピ本以前の簡単レシピ」があります。
3.レシピ本以前の簡単レシピを知っていると、アレンジがしやすく、レパートリーを増やせます。
4.野菜ヲタクのレッスンでは、「調理以前の簡単準備」で仕上がりをワンランクアップさせるテクニックが満載です。
5.7月で福岡リアルレッスンはひと区切りですが、オンラインレッスンはまだまだ続きます。
皆さんに少しでも野菜の美味しさや魅力をお伝えできたら嬉しいです。
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ところで、ところで、ベジ楽では野菜に関するマニアックなお話を毎週火曜日にラインにて配信してします。この機会にぜひご登録ください。