今日のテーマは「リンゴ酢をトコトン楽しむ方法」です。
日本で唯一の「ゆるベジらく膳やさい料理教室」【ベジ楽】の林佳代子です。
野菜ヲタク視点で、リンゴ酢について書きます。どうぞ最後までおつきあいください。
Contents
■リンゴ酢ってなんでしょう? 売り場でもかわいいパッケージが多い商品で気になるけれど、飲み方や使い方がわからなくて困ります。
先日、知人と話していた時のことです。
「お酢ってなにを使っている?」と聞かれました。
「押す?」←最初、押すと引くの「押す」だと思ったのです。
だから、アクションつきで(笑)「押すってどういうこと?」と聞き返しました。
すると、苦笑いをされまして「それじゃない。酢だよ、お酢」と訂正が入りました。
「ああ、そっちね」とわたしも苦笑い。
わたしはおもに「米酢」と呼ばれる、米を原料にした酢を使っています。
味が比較的スタンダードで、和食にも洋食にも馴染みやすいことが理由です。
でも、ちょうどリンゴ酢を買ったところだったので「リンゴ酢も好きかな。この前、買ったの」と答えました。
そのとき、知人が「リンゴ酢って何に使うの? よく見るけれど、使いきる自信がないから買ったことないんだ」と話してくれました。
モッタイナイ! 美味しいのに、とわたしはリンゴ酢について力説しました。その流れで、今回の記事が誕生した、というわけです。
…前置きが長くなってすみません。
というわけで、今回の記事は
1.リンゴ酢が気になるけれど、買ったことのない方
2.リンゴ酢は買ったけれど、使いきれずに持て余している方
3.そもそもリンゴ酢がよくわからない方
4.リンゴ酢を使ってみたい方
におすすめの内容です。
■たしかに酢は種類が多いですよね。まずはリンゴ酢とは、どんなものなのかをチェックしましょう。
ひと口に「酢」といっても、実にさまざまな種類があります。
どれがいい、どれはまずい、ということはありません。好みと目的に応じて選んでいただければ、と思います。
ただ、「選ぶ」には知らないといけませんよね。まずは、リンゴ酢とは何ぞや、というところから始めましょう。
リンゴ酢とは、リンゴを原材料にした酢のことです。と、そのまんまですが。
正確にはリンゴ果汁を発酵させた醸造酢です。リンゴ酢と名乗っていいのは、「原料として酢1リットル中に300グラム以上のリンゴ果汁を含んでいるもの」です。
このあたりは、明確にルールが決まっています。
米酢ほどどっしりとした風味や旨味はありません。もう少し詳しくいうと、旨味として感じられるアミノ酸はあまり含まれていません。
そのため、とても軽い口当たりです。さわやかです。
わたしはサラダのドレッシングや飲み物として使うことが多いです。
ライスサラダにはリンゴ酢が絶対に合うと思います。ぜひぜひ試していただきたいです!
■まだリンゴ酢を常備しているご家庭は少数派かもしれません。でも使い方はいろいろです。
調味料は凝り出すとエンドレスに増えてしまいます。
優先順をつけて、順番に購入するといいですよ、というオンラインレッスン中にもよくお話をさせていただくのですが、そこに「よゆうがあれば(とくにスペースですね)、買ってみてください」とおすすめするものがいくつかあります。
1.オイスターソース(最近はお持ちの方が増えていて、わたしの感覚では80%近い方が常備されています)
2.ナンプラー(わたしは夏に使いたくなります)
3.リンゴ酢かワインビネガー(まずはどちらかを買ってみて、と言います)
オンラインレッスン等でもお話を伺うと、「気になるけれど買っていない」という方が比較的多いです。
だから、位置づけとしては、先ほど書いたように「スペース等に余裕があれば買ってみてほしい調味料トップ3」といった感じです。
大きなビンでも販売されていますが、200~300ミリリットル程度の少量サイズも多いので、チェックしてみてください。
ちょっと大手のスーパーや、富澤商店やカルディで購入できます。
開封後は、一般には冷暗所で保存可、とされています。ただ、わたしの感覚だと冷蔵庫に入れるのが安心だと思います。年々温暖化が進んでいるせいか、「冷暗所で保存可」とされている食品も、香り等に劣化を感じます。酢も同じです。とくに夏場、ご自宅を離れてお仕事をされている方が多いご家庭の場合、留守中は室温がとても高くなってしまいます。
香りやさわやかな風味を楽しみたいリンゴ酢だからこそ、冷蔵庫保管をおすすめしたいです。
■お手軽なのはドリンクにすること。でも、飲み物以外にも使ってみて!
先ほど、リンゴ酢はスッキリとしたさわやかさが美味しい、と書きました。
ここでは、その特徴を生かす方法をご紹介します。
◇リンゴ酢ドリンク
飲み物ように甘味を調整してある「お酢ドリンク」が市販されています。いろいろな店舗で酢の近くに陳列されているので、ご存知の方も多いでしょう。とても種類があります。
でも、これらを自分でつくれたら楽しくはないですか?
というより、リンゴ酢とリンゴ酢ドリンクをそれぞれ購入する手間も、冷蔵保存するスペースもリンゴ酢ひとつ分で済めばうれしいですよね。
作り方とはいえないくらいレシピはカンタンです。
リンゴ酢、はちみつ、水(または湯)を混ぜるだけ。甘味についてははちみつの量を調整するだけですし、味の濃さや酸味の強さはご自身の好みに合わせえ自在に変えられます。
◇リンゴ酢ドレッシング
先程のドリンクもおすすめですが、料理として使うならドレッシングをつくるのもおすすめです。
こちらも、カンタンです。やはりレシピというほどでもありません。
リンゴ酢、塩、はちみつ、コショウ(好みで)、オリーブオイルを全部混ぜるだけ。こちらも味見をしながら、好みの味にしてください。
これだけでは「1本使いきることができない」という声も聞こえてきそうですね。
リンゴ酢を使い切るいちばんの方法は、「ちょこちょこ入れる」。
ポテトサラダにちょこ。
ピクルスにちょこ。
マリネにちょこ。
カルパッチョにちょこ。
とくに、リンゴ入りポテトサラダに入れるのはおすすめです。これは本当に美味しいです。
わたしが子供のころ、母がつくるポテトサラダにはリンゴが秋になると入っていました。リンゴ入りポテトサラダを食べると、子供心に「秋だ」と思いました。
実はわたしはそこまでポテトサラダが好きではなかったのですが、リンゴが入ると一気に好き度が高まりました。だから、自分でも時々作ります。
そこにリンゴ酢をちょこっと加えます。これが本当に美味しいのです。おすすめです。ぜひつくってください。
もちろん、市販のポテトサラダに加えていただいても〇です。
ちょこちょこ入れることで、リンゴ酢を「特別」「苦手」といった意識を払しょくしていただけたらうれしいです。オイスターソースやナンプラーも同様です。
■レッスンでリンゴ酢を使うこともあります。初めてでもわかりやすい説明を心掛けています。
オンラインレッスンでも、リンゴ酢を使わないわけではありません。できるだけご家庭にある調味料で済むようにレシピを使っていますが、「これを使いこなせると野菜がさらに美味しくなる」というときは、ご参加くださっている方々にお持ちかどうかを質問しながら、その調味料について説明します。
それも、より実用的なほうがお役立ち情報になるので、「小さいサイズなら、〇〇で購入できます」「価格はこのくらい」「保存は冷蔵で」というお話をさせていただきます。
また、同時に「使い切る方法」についても説明いたします。
もっともわたしが説明するまでに「どこで買えますか?」「ほかにどう使ったらいいですか?」という質問がレッスン中に飛び交うことも多いです。
ラインでも、こういったご質問をいただきます。
「スーパーで〇〇を見たんですけれど、以前のレッスンで使いましたよね? ほかにも使えでしょうでしょうか? 買ってみたいです」など。
野菜ヲタクとしては、野菜の美味しさをあなたに知っていただくためにせっせと全力でお返事を差し上げます(笑)。お仲間が増えるのであれば、とても嬉しいです。
ラインはこちらよりご登録いただけます。ぜひご登録ください。
■まとめ
いかがでしたか?
リンゴ酢に興味を持っていただけたでしょうか。もともとリンゴを原材料としているだけあって、農産物(野菜)との相性も抜群です。
試したい、買ってみたい…とウズウズしていただけたら嬉しいです!
というわけで、今回の記事をまとめると…
1.リンゴ果汁は、発酵させた醸造酢。軽くさわやかで、スッキリした味が特徴。
2.リンゴ酢は大きめのスーパーで入手可能。まずは小さいサイズのものから試してみましょう。
3.お手軽に使うなら、リンゴ酢ドリンクとリンゴ酢ドレッシング。
4.使い切るなら、「ちょこちょこ」がキーワードです。林のおすすめは、リンゴ入りポテトサラダにちょこっと使うこと。
5.ベジ楽のオンラインレッスンでも野菜と相性のよい調味料として登場します。リンゴ酢以外も、珍しいものについてはしっかり説明します。
美味しいリンゴ酢のファンが増えたら、野菜ヲタクの林は感涙ものです。だって、リンゴ酢で野菜を楽しんでくれる方が増えるってことでもあるのですからね。
オンラインレッスンについては、こちらからご覧いただけます。
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