やさい薬膳料理教室「ベジ楽」の林かよこです。
福岡・姪の浜で今日もやさい薬膳料理を作っています。
今日のテーマは「季節を感じる」です。
■暑いけれど、着実に秋は近づいています
日中はまだまだ30℃を超える日が続いています。わたしが住む福岡だけでなく、ニュースを見ると東京や大阪…日本のアチコチでまだ夏日が続いているようですね。
しかし、朝晩の風はだいぶ涼しくなりました。
我が家は海沿いにあるので、海風が吹き込んできます。この海風に少しずつですが秋の空気を感じています。
皆さんのお住まいの地域ではいかがでしょうか?
■野菜も果物も少しずつ変化しています
季節に関係なく、いろいろな野菜や果物が出回るようになったと言われています。旬に関係なく農作物の収穫ができるようになってから、かれこれだいぶ時間が経ちましたね。
それでも、よく見てみると野菜売り場も果物売り場もちゃんと旬を感じさせてくれます。
実際、店舗を見渡してみると少しずつ少しずつ変化しているのがわかります。
写真にしてみると、微妙に秋色なのがおわかりいただけるのではないかと思います。
秋ですね。食欲の秋ですよ。ワクワクしますね。
夏を迎えるころにも同じように「夏ですね、ワクワクしますね」という会話をしていたのですけれども。
要するに季節の変り目は、空気が変わり、身体も少し変化に敏感になり、ウキウキするものです。皆さんはいかがでしょうか?
■旬ってなんでしょう?
ところで、「旬」という言葉を聞いたことがある方が多いと思うのですが、この言葉の意味を考えたことはありますか?
旬とは、そもそもなんでしょう?
旬=10日間
なのです。
そう、旬とは期間を表します。
10日を目安に季節はめぐり、食べ物も変化していく、ということなのですが、最近は「食べ物がおいしい時期」と指すことが多いですね。
もちろん、そのとおりでもあると思います。
10日くらいが、その食べ物がもっとも美味しいときでもある、と。
旬と呼ばれる期間がもっとも量も多く出回ります。盛りの時期という方もいます。
お値段がお手頃になる時期でもあります。
ちなみに栄養がもっとも充実しているとされるのも、旬の頃です。
その手前が「走り」と呼ぶころで、「初物」なんていって珍重しますね。
ちなみに、お値段も高めです。
そして、いよいよ旬が終わりを迎えるころが「名残」。
このころになると、わたしは駆け込みで食べておこうと、慌てて買いに走ることもあります。
最近は、その旬にズレというか、変化を感じることもありますね。
旬がずれているものの、代表格(だとわたしが思っているもの)がイチゴです。本来イチゴは春が旬ですが、最近は12月のクリスマスシーズンにたくさん出回っています。
最近では、野菜の旬を紹介する表などでイチゴの旬は従来の春に加えて、冬も記載されていることが多いですね。そのくらい、農業技術が進み、季節に関係ない暮らしをしているのかもしれません。
ただ、やはり食べてみると、「やっぱり旬は違う!」と感じます(個人的に、ですが)。
そして、こちらの写真はこれから旬を迎えるサツマイモ。焼き芋は堪りません!
どちらにしろ、美味しいものを美味しい瞬間に食べられたら幸せですね。
■季節を感じながら暮らしてみましょう
先ほど書いたように、最近は季節をなかなか感じられなくなっています。
でも、よく見てみると季節は暮らしのアチコチでそっと感じられます。そんな季節を感じられると嬉しいですね。
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