日本で唯一の「ゆるベジらく膳料理教室」【ベジ楽】の林かよこです。
福岡・姪の浜で今日も「ゆるベジらく膳」を楽しんでいます。
■週末田んぼの収穫祭でした
わたしは家族で福岡市のお隣りにある、糸島市の田んぼに通っています。
こちらの田んぼは会員制で、1年を通じて田んぼに関する(時々畑作業も入りますが)作業にかかわらせてもらうというもの。
最近は、似たようなスタイルの田んぼや畑が増えているようなので、皆さんのお住まいの地域にもあるかもしれませんね。
理想は毎週末ですが、子供の習い事や学校行事があると通えない週末も多々あるので、細々系会員ですけれど、参加できるときは喜んで行っています。
今年は豪雨と猛暑、とくに豪雨で山が崩れ(田んぼは山奥にあります)用水路が塞がれてしまい大切な水が田んぼに入れられなくなるといった惨事にも見舞われました(今は復旧しています)。
昨年の約6割の収穫量だったと聞いています。
指導してくださるのは、農業大学の先生やベテランのおじいちゃん&おばあちゃん(なかにはお若い方もたくさんいます)。
その方たちがとても素敵で、ムスメには田んぼからだけでなく、その方たちからもいろいろなことを学んでほしいと願っています。
技術的なことはもちろんですが、とくにわたしが感銘を受けるのが、自分たちで仕事をどんどん見つけて助け合ってテキパキこなしていく様子です。
その姿は見事としか言いようがありません。
それに、知恵というのか工夫もすごいなぁと感心すること多々。
これ、いつも不思議なのですが、わたしが知っている農に携わる方は、穏やかで忍耐強いお人柄の方が圧倒的に多い。というか、そういう方しかわたしは知りません。
地域はあまり関係ないように思います。
自然を相手にしていると、そうなるのかもしれませんが、いつも頭が下がります。
なにしろ、つい最近のわたしときたら、前日購入したトイレットペーパーが安くなっていたというだけで、「キーッ!」となる程度人間がチイサイのですから。
そういったことも学べる糸島の田んぼです。
そこで、秋の収穫を終えて「収穫祭」がありました。
■収穫祭で食べたもの
お米。
当然ですが、お米が主役です。
田んぼでは何種類もの米を育てていますが、今回は「つくしロマン」という品種でした。
それに「黒米」も。
黒米はいわゆる古代米です。
それに、女性スタッフの皆さんが朝から総出で作ってくださった「豚汁」も。
おかずは参加者たちがそれぞれ持ち寄ります。家族で食べてもいいのですが、お席が近くになった方と「どうぞどうぞ」という雰囲気になることも多いです。
今回はせっかくなので、「黒米」にフォーカスして「おおっ!」とか「へぇ」となるような情報をお届けしてみたいと思います。
■黒米って?
古代米とも呼ばれる黒っぽいお米のことです。
もともと日本に最初に伝わったお米が黒米だったという説もあるほど歴史あるものです。
楊貴妃が好んで食べたとも言われています。
楊貴妃⁉
ご存知のように「世界三大美女」を呼ばれる女性のひとりです。
美容に関してもプラスじゃないかと思われる方もいるかもしれませんね。
実は、そうなんです!
まさに「黒米は、綺麗と元気の素」なのです。
では、次に黒米の栄養についてご紹介します。
■黒米の栄養のひみつ
黒米を薬膳で分類すると「平・甘」。
胃や腎、脾に効果があるとされています。
胃腸を健やかにすることで、食欲増進にプラスです。さらにいうと、きちんと栄養をとれる状態になることで疲労回復にもプラスです。
また、腎は泌尿器と密接に繋がりがあります。
老化のコントロールに効果的です。つまり、老化をゆっくりにしてくれるのですね。
血行促進にもプラスです。顔色がよくなりますね。
手足の冷えにも有効です。
さらに、現代栄養学の視点からいっても黒米はとても素晴らしい食材です。
黒米の最大の特徴である、黒い色はアントシアニンのかたまりです。
ブルーベリーに含まれている紫色の色素のことですね。サプリメントとしても利用される成分です。
その力は眼精疲労に効果的だとされています。
仕事でパソコン作業をしている方や、日常的にスマートフォンを扱う方(現代人のほとんどが該当するかも、ですね)はとくにおすすめです。
もちろん、アントシアニンには抗酸化作用もありますから、アンチエイジング効果も期待できます。
ほかにも、食物繊維が豊富なので、お腹をすっきりさせてくれます。
嬉しいことばかりです!
■黒米の選び方と食べ方
どうせ選ぶなら、納得するものを選びたいですよね。
そこで、美味しい黒米の見分け方についてご紹介します。
黒の色が濃いものがおすすめです。
また、白米も同じですが、お米が割れていないものを選びましょう。
食べる際は、白米1合に対して大さじ1程度を目安に加えてみてください。
折しも新米が出回る季節です。
美味しい黒米で元気と綺麗を手に入れましょう!
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